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ドドドドドドドド

映画を見てきました。
ドラえもんです。
あれはいいものです。

不二子・F・不二雄原作のものでないと、いかにしてももやっと感が拭えない感があるわけですが、今回の宝島、超良かった。
子供らしくもバカじゃなく、ただただ愚かな悪者じゃない、それぞれのすごく真っ当な欲求がちゃんとしたテンポで展開される。
無理めな友情物語でもないし、お涙頂戴でもないし、美麗なだけの映像に酔う訳でもない。

特に良かったのは伏線の扱い。
原作無しの大長編だと、これ見よがしに設置してそりゃそうだでタッチして終わる感じを想像していました、が。
伏線ぽい間があったのはほんのひとつ、しかもまあ誰でも伏線に使うよなというもの。
しかし回収の仕方が気持ち良い。
そう、伏線回収がすごく良かったのです。
「あれはあの時の!」感がちゃんとわかるんですよね。そしてグッとくる感じにちゃんと整ってる。
すごく地味な登場だったはずだし、これ見よがしにされてなかったし。
グッと来てもアホみたいに引っ張らないし。

で、細かいところが良くできているので気が散らないすごくいい出来に加えて、本筋が熱い。
歴代の中でも最も熱い。
これぞ大長編ドラえもん。
作者が亡くなってもうこんなの見られないと思っていたけど、本当にグッときました。
ミニドラが風を起こして船が加速、なんてぜんぜん佳境でもなんでもないところで泣きそうになりましたもの。
これがどらえもんだよ!って。

信じて命を賭けたら報われるって話ではないんだよ。
助けるためにがんばる話なんだ。

今っぽい表現やダイナミックなアニメーションがぽくないっちゃぽくないけど、見終わった今では正当な進化と感じられます。
序盤気になってたモーショングラフィック畑の人がやりがちな光の表現とかも、中盤以降それどころではなくなってすっかり忘れていました。

星野源の歌もメロディの引用具合がグッときまくって超良かった。