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ナツイチ。

こんばんわ、おひさしぶりでございます。ケルン改め、タケシム改め、他にもいろいろ改められますが井上です。

ここ新潟は梅雨に入っても、なかなか雨が降らないなんて思ってましたが今日は梅雨らしいジメーとした一日でした。
ジメーとキーボードを打っていると、心までジメーとしてくるので何かスカーっとした気分になりたいと思い、久しぶりに本を手に取りましたが、僕が所蔵してる本は大抵ジメーとした内容の本ばっかりなので結局悪循環に陥りました。





汚れつちまつた悲しみに

今日も小雪の降りかかる

汚れつちまつた悲しみに

今日も風さへ吹きすぎる


汚れつちまつた悲しみは

たとへば狐の皮裘

汚れつちまつた悲しみは

小雪のかかつてちぢこまる


汚れつちまつた悲しみは

なにのぞむなくねがふなく

汚れつちまつた悲しみは

倦怠のうちに死を夢む


汚れつちまつた悲しみに

いたいたしくも怖気づき

汚れつちまつた悲しみに

なすところなく日は暮れる







中原中也の有名な詩です。こんな梅雨の日の夜には、絶対に読みたくない詩でした 笑

しかし同時に人間の脳に、暗く影を落とした一部分に強烈に刻まれる言葉の羅列、とも思います。


で、それとなしに検索してたら集英社文庫で毎年企画してる「ナツイチ」でこんな企画があるのを思い出しました。

集英社文庫の「夏の一冊 ナツイチフェア」の企画として今の漫画界をリードする
人気漫画家が文豪たちの名作の表紙を新たに描き下ろす。
シリーズ累計7000万部を超える『ジョジョの奇妙な冒険』の荒木飛呂彦が川端康成の
『伊豆の踊子』を、映画版もヒットを記録した『DEATH NOTE』の小畑健が夏目漱石
『こころ』と芥川龍之介の『地獄変』を、ジャンプスクエアで連載中の『テガミバチ』の
浅田弘幸が中原中也の詩集『汚れちまつた悲しみに……』の表紙を手掛け、
新装版として6月下旬から1年間限定で発売される。 (http://www.oricon.co.jpより抜粋)

集英社文庫ナツイチ2008HP→http://bunko.shueisha.co.jp/natsuichi2008/special.html

どの作品の装丁も、担当した作家の私的感情や勝手なイメージがあるのかと思いますが、やはりインパクトではこれでしょう。



もう、川端康成など何をするダァーーーーッッッ!!!て感じです。内容も全部ジョジョっぽい台詞に変わってたら
最高です。笑

そんなわけで今年の梅雨も厄介なものですが、まもなく来る夏を糧に乗り切りましょう。