できる仕事人間の代名詞と勝手に思っていた「マルチタスク」という言葉ですが、どうやらそういうことじゃないようです。
マルチタスク、を調べてみると、完全にコンピュータ用語のようです。
どうやらコンピュータの得意技、人間がやると個々の質が下がるようですね。
つまり、2+2+2が6に足りないということですね。

これはひどく実感ありです。
やらなければいけない全てを少しでも進めようと、全てを同時に手がけた時の何も進まない感。

結局、自分の場合を考えても、一度に一つのことしか考えられない、というのは確かそうです。
総合的に見ることができている気がするとしても、総合的イメージというひとつのことを見ているのでしょう。

逆にいうと、総合的イメージを持てない、瑣末な事柄の集合は大変な状態だということです。
反応しなければならないメールや、確認しなければならないスケジュールを見るためにどのカレンダーで何色だっけ?とか、打ち合わせの場所までどうやって行くか調べないととか、今日何着て行こうとか。
なんかすごい人の中には、服装に使う頭が余計だと毎日同じ格好をする人たちが一定数いるのは有名ですが、そんな感じちょっとわかります。

僕、カバンの中身を整理するのが相当下手なんです(探ると半年前の餅とかが出てくるタイプ)が、ものをジャンルごとに小ケースに入れるようにしてみたところ、すごくマシになりました。
カバンなんて使う時にしか開かないし、綺麗にしようと気にできている訳でもないのですが、とりあえず破綻しにくくなったようです。
気を配らなくてもうまくできる方法があるってことですね。

でも、また逆に見るとヒントがあります。
どうしてもよくわからない事柄、特に僕らの仕事は他業種の方とお話しすることが多いので、打ち合わせはわからないことだらけ、聞いたこともないような言葉や話題が飛び交います。
わからない言葉やわからない考え方、わからない価値観、ここにそれぞれ向き合おうとすると相当数の同時対応みたいになっちゃいます。
個々の意味を聞いて役割を想像しどうすればいいか仮説を立てどう組み立てるとどういう効果があるか予想し問題点と照らし合わせ仮説を立てお客さんの要望を解析し照らし合わせどういうことであるか仮説を立て自案と照らし合わせてダメなところを削って。。。
みたいにしても何も頭に残りません。
そんな時、向き合えるのはひとつ、全体のイメージがどんな感じか、ということだけだったりします。
それは、作ってもらおうという側も、作ろうという側も。

プラモデルはパケ絵で買うってことですね。
説明書だけを始めから眺めて心ときめくのはその筋の人ってことです。