僕が普段仕事で使うソフトでadobeのAfterEffectsというのがあるんです、業界標準的な。みんな使ってる。

写真を動かしたり、特殊効果をかけたり、擬似3Dを組んだり、photoshopに時間軸をつけたようなソフトです。

 

なので、3DじゃないCGは、ほぼこれで作ってるようなものです。

3Dっぽい表現も、最終的にはテレビだったりプロジェクタだったり、2Dの出力であれば結構どうにかなるものです。

立体的にすれば、立体に感じられる、という単純な話で。そのうちホログラム的なものが出てくると無理ですが。

 

で、そんなソフトを使っていると便利なことに、いろんなことをパソコンが計算してくれるわけです。

画面に丸を描いて、A地点から→3秒後に→B地点に、と指示をすると、A地点にいる丸が動いて3秒後にB地点に行きます。

それができるので、すごく早く映像を作ることができるわけです。

 

ただ、そこは機械。シンプルな命令だと、動きもシンプルなわけです。

動きに感情を込めたり、思い通りに動かそうとすると試行錯誤、つまり手間暇かかります。

最低限の一線を越えないと、”ちゃんとした”感じが出にくいのが困りどころです。

 

で、予算や納期が厳しい時に僕がよく使う手が、企画自体をヘタウマ的路線にしてしまうというもの。

ざっと描いてバッと作ってクセという個性が出てそれが味になって印象的なら、まあ良しとしません?という作戦です。

撮影であればドキュメンタリータッチ、イラストであればラフ段階、アニメーションであればフレーム少なめでも動きだけこだわって、みたいな感じで。

 

今回紹介するのも、予算納期共に正攻法ではちょっと厳しいかな。。。?しかも正攻法を貫いたところでどうなる。。?みたいな案件。

最終的に、ラフなアニメでまず子供たちが食いつくくらいで行くことになりまして。これ。

とりあえずまあまあのコタ受け。

 

 

まず、商品自体がすごくわかりやすい、パッとみた時に一言だけ付け足せれば大体の方に理解はしてもらえるくらいにわかりやすいものでした。

その特性上、水撒きというメインの機能は他と比べても大差ないんですが、使い勝手という点で利点があります。

「わあ!使いやすい!」を実写で正攻法で行こうとすると、結構なハードルを求められる(最低限の一線が高い)上、クリアしたところで「よくある感じ」の可能性が高いです。

よくある感じ、であればパロディもできるんですが、そうしようとするとよりハードルが上がります。

というわけで、実写路線は予算的に厳しそう、最近導入したiPadを使ったアニメーションを実験的に投入する作戦で了承してもらえるということで、多少手間はかかりますがこの路線で行くことになりました。

 

予算納期が厳しい時に、僕らの方でできること・やってみたいことの実験がうまくハマると、テスト価格みたいな設定ができることがあるんです。

言ってしまえば、プロジェクションマッピングなんてほぼそんな感じだし。

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というわけで、セコセコ描くわけです。

iPadを選んだまさに、家でも会社でも休憩中でも現場のスタンバイ中でも、いつでも描けます!すごい。

アプリがApple Pencilに対応してくれたおかげで、筆圧使った手書きタッチもできます。

描いて塗って動かしてみて中割り増やして。。。をiPadだけ1アプリだけでできるのは実はすごいです。

 

で、最終的にパソコンで編集して、声を乗せて完成に。

今回、声のご出演は小林へろさん。

俳優、脚本家、演出家です。

二つ返事でノリノリで歌ってくれました。二役で。ありがとうございます。

近々、舞台のようです。どうやらよさそうな感じがします。

 

というわけで、さっと描きたい時になんとか手が動いたので、ちょっと前にデッサンなどしておいてよかったと思った話。