今回、世界的な規模の見本市 アンビエンテに燕三条ブースとして出展する、ホーロー鍋のUNILLOYさんのブース演出のために、フレームさんと合同でドイツはフランクフルトへと参りました。

 

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僕はドイツ初めてだったんですが、建物の石の感じが面白いなあとか、でも標識は日本と同じ?とか、街を歩くだけでも楽しめました。

世界的大流行の詐欺、「今度日本に行くから日本円見せてくれ」にも、ちゃんと遭遇しました。後でググったら判明しました。見てるうちに手品的な手業で札が抜かれるようです。

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ホテルから会場までの移動は、トラムという路面電車を使ってました。路面電車いいなあ。

ただ、初日に散歩してみた感じ、歩いても行ける距離です。とにかく全然寒くなくて、雨も少なかったので移動は楽でした。

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で、会場のメッセ。東京ビッグサイトみたいなのが10個とフォーラムなんかができる棟やそれぞれをつなぐ連絡通路でできた巨大施設です。

デカイです。施設内の移動用にバスが周回していて、遠くの棟に行く場合は助かります。歩くとまじで疲れます。多分端までは、トラムの駅3つ分くらいあると思います。電車も地下鉄も敷地内に駅があります。

いいです。移動はレール物が大好きなので、新潟も人が集まるところはこういうのが欲しいなあと。

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展示としては、プロジェクションで文字情報や目を引くアクションを加えようというもの。通常の展示照明に近い状況で、プロジェクションマッピングの応用が可能か、が肝な感じでした。

プロジェクションは、基本的に暗ければ暗い方がよく見えやすいです。周囲が明るいと、いわゆるプロジェクションマッピング的な、目を引く表現の多くが使えません。目の錯覚を起こすための影がよく見えないからです。

なので、文字情報やくっきりとした形、ロゴなどに動きをつけて、鍋の中の料理の投影の補助的な役割を担ってもらおうと考えました。

と、当初はシンプルに徹した内容だったのですが、いかにパッと見た瞬間に動いているか、というテーマで何度か作り直されることになりました。興味を持った人に対する説明の段階では文字が出るので分かりやすくて良いけど、その前段、興味を持ってもらうためにもう少し何かが必要だと。

広大な会場で数え切れないほどのブースを見て回っている人達ばかりなので、基本的に滞在時間が短いのです。まさに一瞥。その瞬間にプロジェクションが動かなかったら、なぜかパソコンと鍋が置いてあるだけの台になってしまいます。

現場で売っている人の、プロジェクションマッピングがどれだけ役に立つか、もっと武器になってもらわないと困る、というニュアンスの話も、直にすぐに聞けたので良かったです。 なんとなく会場で見栄えのする表現も分かってきたのでほぼそれだけに絞ったり、極力いつ見ても動きがあるように修正を重ねました。

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結局、動きのない何秒間かをなんとなく見ておいてもらうために、折り紙の力を借りることで今回の最終形とさせてもらいました。一回毎に撤収するので、朝の位置合わせが大変なのですが、UNILLOY内山社長の御子息が「頑張る」と買って出てくれました。ありがとうございます。

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お昼は、メッセのレストラン(高い)とか、近くのショッピングセンター(多い)とか、いろいろありましたが、会場近くのラーメン潤さんに何度かお邪魔しました。食材の関係でまさかのとんこつ!美味しかったです。

燕三条関係の出展者の皆さんの懇親会がここで行われて、初めて潤さんにお会いすることもできました。ドイツ人のラーメンの食べ方の話が面白かったです。

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とにかくすごい数のブースがあったのですが、そこまで目新しいものがあったわけではありません。が、しっかり度が段違い。屋根の鉄骨から吊るすトラスたちの現場合わせ感は半端ないのに、その下の構造物の作り込みがすごいなあと思いました。バックヤードの扉に電子錠とか付いてたり、調理の実演ができるようになってたり。なにより、空間を作るのが上手いですね。スペースの意味でもそうだし、雰囲気や空気をちゃんと作るんだなあというのが、地味に衝撃でした。

モノを見せるというよりは、その商品がどういう暮らしを演出するよ、とか、どんな気分にさせてくれるよ、みたいな提案がにじんでる感じ。こっちの人はこんなでかくておもしろい形のバーベキューコンロを使うのか!?とか、まったく馴染みのないモノを見ても、素直に受け取れる印象でした。

逆に、日本のいろいろなブースも出ていたんですが、シンプルにモノを見せる展示が多かったので、ネタ元を知らないと良さが分からないのかもしれないと感じました。話を伺わないと本当の「すごいとこ」がわからないものだなと。

この中で目立つのは本当に大変そうです。実際に歩いてみると、すごいのが当たり前になってしまって、すごくないところには目が行かなくなってしまいます。そのハードルが高い高い。「いいもの」を売る、「いいところ」を伝えるっていうのはやっぱり難しいし、だからこそ大事なんだろうなあと。あらためて痛感した次第です。
というわけで、帰ってきました。いや疲れた。